福岡地区 細流散策 75年

2010年9月20日
今日は体力を使いたくない日でしたので、福岡市内をウロウロしていました。
細流探しでしたが、今日の目的はミヤマアカネ探しです。毎年探しています。
福岡市のミヤマアカネですが、確実な「記録※」としては1935年に脇山村曲淵(現在の早良区)で採集されているのみだと思います。ただ、「未記録」ですが、Hさんが早良区で1992年に複数採集していて、ラベル付の標本も見せてもらったこともあります(これは「記録」してもらうつもりです)。まぁ、「記録」としては、今のところ75年間も福岡市内では「記録」がないのです。
75年も「記録」が全くないので、福岡市内のミヤマアカネはもともと個体数が少なく、脊振山の麓で少数が細々と生活していたのでしょうか。それとも普通種過ぎて、誰も「記録」していなかったのでしょうか。それともまだどこかに残っているのでしょうか。
ミヤマアカネはトンボ屋じゃなくても採集したらすぐわかるから、多分もともと少なかったものと推測しています。
ちなみに県内全域でしたら、北九州、筑豊、久留米地域では最近も「記録」されています。

先日、Hさんの家に行った時に、詳しいピンポイントの場所を教えてもらいました。
e0002314_2110696.jpg

池のほとりの草地です。実はここは私も何回か来たことあって、この草地怪しいなぁと丹念に探したことがあります。
予想では付近にある細流で昔はミヤマアカネが発生していたのではないかと思います。
e0002314_21143518.jpg

この細流のことはHさんは気付いていなかったので、詳細はわかりません。
残念ながら再発見は出来ませんでした。

Hさんが昔(1991年頃)書かれた、別の種についての報文では、この地に多数のナツアカネがいたと記されています。私が数年前から通っている限りでは、ここではナツアカネを見たことがありません。ナツアカネがいなくなるほど、何か環境が大きく変わってしまったのでしょう。それとも稲作の栽培方法でも変わったのでしょうか。とにかく、ナツアカネもいなくなるなんて残念です。

アキアカネ♂。
e0002314_21204474.jpg

アキアカネ♀。
e0002314_21205810.jpg

リスアカネ♂。
e0002314_21211064.jpg

モノサシトンボ♀。
e0002314_21213038.jpg

75年も福岡市内で「記録」がないミヤマアカネ。再発見のチャンスです!まだ、どこかに残っていると私は思っています。見つけた方は「記録」しましょう。
オシマイです。

※たまに、「記録」を勘違いしている方がいます。虫界の「記録」とは書かれたものを指すのであって、最近はネット等で簡単に使われています。初心者や若造がこの言葉を使うのは仕方ないと思いますが、ベテランの方が平気でこの言葉を使っているのを見ると、腹が立ちます。「あんた記録なんかしてないじゃないか」「あんたが記録してないからこっちは困ってんだよ」と。
私の言うことに腹を立てた方がいるのであれば「記録」してください。虫屋であれば「記録」すべきです。
[PR]

by bobtuck | 2010-09-20 21:40 | 福岡地区  

<< 福岡地区 細流散策 ピンチ 福岡地区 細流散策 指 >>