福岡地区 川散策 ヤ部②

2008年4月4日
先日、懐かしい友人から電話がありました。高校時代の虫友でした。彼とは鹿児島の大口市街から布計にオオムラサキを探して5~6時間歩いたり、大隈半島の猿ヶ城渓谷まで自転車で行ったり、栗野岳に何回も駅から歩いて登ったりしたりと、免許を持っている今では考えられないことばかりを共にしていた友人です。彼との採集記は伝説的なことが多々あります。
そんな友人から電話がきました。嬉しかったです。自分が当時から10年を過ぎた今でも虫をやっているというのに驚いていましたが、また機会があればやりたいと言っていました。このブログはそういう時のために作っていたものです。そのうち彼とは連絡を取り合うとことになるとは思っていましたが、ついにその時が来たかという感じでした。ここを見てもらっているようです。
『見てるか!また魚見岳いくぞ!!』

さて話は変わりますが、今日はムカシトンボの羽化を探しに行ってきました。
この冬は例年より寒かったですが、昨日もいい天気だったし今日はさすがに羽化してるだろう!と思ってです。今日は久しぶりの登場のオグ・ライアンさんと一緒です。公の場によく現れるオグ・ライアンさん。その全容は謎にするまでもないんですが、とりあえず謎にしておきます。オグ・ライアンさんについて知りたい方は私のブログを過去までさかのぼって見てください。どっかに出現してます。

いつも通り私の方が早く到着しましたので軽くチェックしてました。
が・・見つからないんです。まぁオグ・ライアンさんが来てから本気だすかと軽く考えていました。
オグ氏合流後、本気探しです。
オグ・ライアンさんは上陸ヤゴに興味があるようで落ち葉めくりもやっていました。見つからないためか前回見つけている私を疑います。
オグ氏『ホントにおったん?』
俺『そんな探し方じゃ見つかりませんよ!秘密兵器がいるんですよ!』
親切な私はオグ・ライアンさんに秘密を教えてあげました。その秘密兵器があった私は前回10頭以上の上陸ヤゴを確認できました。秘密にしておきます。

さて丹念に丹念に探しましたが、ムカシトンボは羽化殻すら見つかりません。ここは羽化する範囲が狭いので見逃しはないとは思うんですが・・。まぁ、あせってもしょうがないので今日はムカシトンボはあきらめました。
ショウジョウバカマの仲間。
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さて、お昼になったので、どうしましょうか?ということになり、私の提案でヤ部活動をすることにしました。
オグ氏に下の質問をしました。
①サラサヤゴを見つけてヒーローになる。
②室見川でキイロヤマトンボを見つけてヒーローになる。

どっちがいいか聞いたところ

確実にキイロヤマトンボが網に入る場所に行きたい

と言われてしまったので、確実な場所に案内することにしました。
新たなヤ部メンバーが増えました。

私の方はキイロヤマよりも今の時期終齢と思われるホンサナエを確認したいので、今日の目的はホンサナエ探しです。
最初に行った川のヤゴは
コオニヤンマ。
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オナガサナエ。
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コヤマトンボ。
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ダビドサナエ。
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ミヤマサナエ。
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コシボソヤンマ。
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アオハダトンボ属sp.。
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アジアサナエ属sp.。
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アジア属は現場ではどれもキイロサナエに見えてしまうんです。二人で『これら多分キイロですよね??』という話をしていましたが、後で色々思い知りました。

キイロヤマトンボ。
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キイロヤマトンボはこの1頭だけでした。最近あまり調子が良くありません。

さて、オグ・ライアンさんがキイロヤマの終齢が見たいとダダをこねましたので、昨年キイロヤマ終齢をいくらか確認した地点に移動することにしました。
オジロサナエ。
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ミヤマサナエ。
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アオハダトンボ属sp.。
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ダビドサナエ。
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オニヤンマ。
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コヤマトンボ。
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コオニヤンマ。
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見慣れぬ若いサナエヤゴが網に入りました。ここはシジミが沢山いる場所です。
『これってひょっとして・・』
ホンサナエでした。
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横から
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今度は終齢を網に入れてじっくり見てみたいですね。
キイロヤマトンボは残念ながらここでは全く確認することが出来なくなっていました。河川中流域に住むトンボですので年によって生息場所が違うものだと信じたいです。今後調べていって考えてみたいです。この場所で消滅してないことを願います。

アジアサナエ属sp.。
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明らかにキイロサナエというものが網に入りました。
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ちなみにこれは普通のアジア属sp.です。
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比べてみます。左がキイロサナエ。右は普通のアジア属sp.。
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明らかに違います。やはりキイロサナエは細い。

オグ・ライアンさんが気付きました。
『羽の形が違うやん』
『口の比率も違う』
確かにオグ氏の言うとおりです。羽は羽化の時期が両種で少し違うから今の時期形が違うのではないか?という推測をしました。
色も違います。
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常にキイロサナエを見続けていないとアジアサナエ属は分かりにくいと思いました。

今日は中身の濃いヤゴ探しが出来ました。本日のヤ部活動はこれで終了です。オグ・ライアンさんには感謝いたします。
おまけ。
オヤニラミ。
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オシマイです。
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by bobtuck | 2008-04-04 22:32 | 福岡地区 | Comments(12)  

Commented by リンリン at 2008-04-05 19:07 x
なんか3月になって気合いが入り過ぎてない?気合い入り過ぎて手が荒れてますよ(笑)
早くムカシトンボ羽化見つかるといいですね。
Commented by bobtuck at 2008-04-05 20:14
おぉーリンリン様。入部希望かい笑
気合いが入っているみたいに見えますが、これは単に確認された種の写真を沢山載せているだけで、あまり結果がでていません。ただ色々な川に生息する普通種のデータが集まりますので打ち込みとかしていると面白い感じになります。
水ばかりに触れているとどうしても手荒れするんですよ。ある意味勲章です。
今年は期する思いがあります。見ててください。
Commented by リンリン at 2008-04-05 21:10 x
えー、私でも入部できるんですか。ぜひ!
期する思いがビシビシ感じられます。見習いたいです。
ムカシトンボ見てみたいな
Commented by Pes at 2008-04-06 00:35 x
Pedです。お久しぶりです。

やっぱりホンサナエヤゴいるんですねー。明日(というより今日か・・)、ちょっと探してみようという気になりました。

キイロヤマヤゴ情報ですが、福岡のご存じ某川某ポイントでは、昨年12月くらいまでは30頭くらいすぐに確認できる状態でした。岸から2m以内の川底に割とまんべんなくいました。
さらに佐賀の某川では、もういたる所にいるという感じです。80頭くらい確認できたポイントは、周りは完全に平野で、500mくらい離れた所にかろうじて小さな林がありました。キイロヤマ生息場所への認識が、かなり変わってしまいました。
ただ、本格的寒さはのりきれないようで、1月になると両ポイントともかなり減ってしまっていました。

あとキイロサナエですが、スリムさを見分けのポイントにすると、まよう場合もあると思います。ヤマサナエも脱皮直前はかなりスリムになってしまいますので。私の場合、腹部が全体的に黒っぽく、特に第9節が黒くてやや円筒状なのを区別のポイントにしてます。

あっ、それからオナガヤゴの写真の中にアオっぽいのが1頭混ざってますよー。
Commented by bobtuck at 2008-04-06 15:02
リンリン様。ハッスルしてますか。
入部するには胴長が必要ですので胴長を履く覚悟があれば入部届けをだすよーに。
ムカシトンボは是非自分で探すことをお勧めします。案内するのは簡単ですが、こういうのは自分で産地を見つけるのが楽しいっすよ。スギタニルリシジミがいる場所にはムカシトンボは普通はいますよ。
Commented by bobtuck at 2008-04-06 15:17
Pedさん。
ホンサナエどうでしたでしょうか。ホンサナエが少ない九州だとなかなか見る機会がありませんよね。
キイロサナエもありがとうございます。キイロサナエなんですがクネクネする動きが激しいと思うのは自分だけでしょうか。オグ・ライアンさんが羽化させてみるとのことなので結果がわかると思います。9節が黒いというのは知りませんでした。今後参考にさせていただきます。
アオっぽいの気付いてしまいましたか。誰か突っ込んでくれないかな?と思っていました笑。ご指摘ありがとうございます。その個体は現場では最初は2人で『これアオじゃない?』と思っていたんですが、どう見てもオナガで。確かにこの写真だとアオサナエに見えますね。リリースしてしまうと再確認が出来ないのでここのオナガデータは採用は控えておこうと思います。
Commented by Ped at 2008-04-06 22:51 x
Pedです。
今日は久しぶりに天気のいい日曜で、福岡の某川某ポイントに行ってきました。
ホンサナエは見事に撃沈でした。

収穫はキイロヤマトンボが健在だったことです。1月に行った時に激減していましたが、一時的に川の中の分布を変えていたか、あるいは寒くて探し方がいいかげんだったようです。終齢2、亜終齢1、あとは来年羽化と思われる若齢32頭が確認出来ました。この一帯を徹底的に探せば、数十頭以上はいそうです。ただ終齢の少なさを考えると、これから大部分淘汰されるのかな?と思います。
あと、アオサナエも終齢1、来年羽化と思われる若齢が8頭確認出来ました。

ホンサナエは1頭も見つからず、「おっ!?」というのが数頭いましたが、全て脱皮直前でスリムになっているミヤマサナエでした。
このポイントには、ホンサナエもいると思うのですが~・・・
Commented by bobtuck at 2008-04-07 20:43
Pedさん、やはり行かれていたんですね。私も行こうかな?と迷っておりました。私がその某川で成虫を確認しているのは、今のところごく限られた範囲だけです。だいぶ念入りに調べたつもりですが、ごく狭い範囲でしか確認できませんでした。昔は福岡市内のM川でも確認したことあります。他にも福岡市周辺ではいくらかホンサナエ情報をいただいていますので、ホソボソと生息しているようです。
キイロヤマが健在と聞いて安心しました。32頭ですか!さすがですね。私はそんなに確認したことないです。確認したら飽きてすぐ立ち去るからかな・・。
Commented by nakanaka at 2008-04-09 16:48 x
高校時代の虫友のnakanakaです。久々(10年ぶり!!)に声を聞くことができてよかったです!
トンボについては全く知識がないのですが、とても楽しくブログを見させてもらっています。今は虫をやってはいませんが、君と話をしているとまた始めたくなってきました。
こちらに戻ってきたときには連絡をください。あの頃どうしても見ることができなかったメスアカムラサキを探しに行きましょう!
Commented by bobtuck at 2008-04-09 20:49
お!nakanaka君ではありませんか!
コメントありがとう!君が生きていたということが確認できてとても嬉しかった。
あの時は何度言ってもメスアカムラサキを見る運がなかった笑。きっとスジグロカバマダラで運を使ってたのかもしれません。
今度はお子さんも一緒に行きましょう。鹿児島に帰る楽しみが増えました。飲むが!
Commented by リンリン at 2008-04-11 14:13 x
ボブ氏が名付けてくれた私のwebネームがなぜリンリンなのかと長年わからなかったのですが、ハッスルで今ようやくわかりましたよ。
ここは格闘家の集まりなんですね。
Commented by bobtuck at 2008-04-12 15:43
あれ、やっと気付いたの笑。ハッスルのあの方が由来ですよ。
私、格闘技には全く興味がありまあせんが、私と同行してwebネームOKを頂いた場合は格闘家の名前もしくは技名をもじることにしてます。最近、本家のボブサップを見なくなりましたね。
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