福岡地区 池散策 福岡自然研究部の貴重種調査
緑の日です。待ちわびたGWです!
今年のGWも天候次第ですがトンボ連休の予定です。
今日は福岡自然研究部の通称Shouエネ子女史と共に福岡市のベッコウトンボの調査に行ってきました。事情があり今年から貴重種を特に重点的に探していくことになります。一人ではどうしても限界がありますのでエネ子さんの力を今後も借りようと思っています。エネ子さんよろしくお願いします。
そういう訳である池に行ってきました。福岡自然研究部の活動です!
2010年の時点で福岡市のベッコウトンボは2ヶ所で見ることが出来ます(細分化すると3ヶ所になるかな)。ベッコウトンボは放浪するトンボですので、そのうち産地が広がるものと思っていたのですが、調べても今のところ広がっている気配がありません。どこかに隠れた産地があるかもしれませんが、市内の可能性のありそうな池はほとんど調べてしまったのが現状です。
やはり遅れているのでしょうか。ほとんどがテネラルな個体や未熟個体ばかりです。
ベッコウトンボ未熟♀。
個体数はあまり多くありませんでしたが、今年もベッコウトンボが発生していてくれて安心しました。
ウスバキトンボ♂。
この池では他にはシオカラトンボがいただけ。しかも第1号発見者は全部エネ子さんです(汗)。
池でトンボを探していたら珍しくトンボを撮影されている方がおられ、少しお話させていただきました。『ティティの昆虫辞典』のティティさんです。リンクさせていただきます。今後も当ブログ、エネ子さん共々ごひいきにお願いいたします。久しぶりに野外でトンボを撮影している方に会いました。
さて、もう1ヶ所の産地へ行くことに。
例年なら池横のこのチガヤ草地で未熟個体が休んでいるのですが、今日はこの池でベッコウトンボは確認出来ませんでした。前出の池に比べると、毎年この池のベッコウトンボはやや不安定なんですが、今後どうなるやら。
アオモンイトトンボ未熟♀。
アオモンイトトンボとウスバキトンボしかいませんでした。これはかなり遅れているのか。それとも・・。
エネ子さんにはベッコウトンボとチガヤ草地の必要性を力説してしまったかもしれません(笑)。ぜひ今後の調査で活かしていただきたいのです。
さらに場所を変えることに。
可能性どうかな?と思っていた場所なんですけど、やはりいませんでした。
池をグルッまわって成果もないので
『少し網でも入れてみましょうか?』
というわけで少し網を入れたら案外水生昆虫が入ってきました。
魂に火がついてしまったエネ子さんはさっそく胴長をはき、網入れに没頭しておりました。
この池で一番多かったヤゴはアカネ属(多分タイリクアカネ)とマルタンヤンマです。
マルタンヤンマ幼虫。
自分が狙っていたアオヤンマは全く・・でした。
その他の生物については『福岡自然研究部のブログ』をご覧になってください。
※全国のエネ子さんファンのみなさん、すいません。今回は調査に没頭し過ぎまして、エネ子さんの調査風景写真はありません。次回をお楽しみに!
福岡自然研究部は今後どんどん活動していきます。乞うご期待ください。エネ子さん、今日もどうもありがとうございました。
オシマイです。
by bobtuck | 2011-04-29 20:26 | 福岡自然研究部 | Comments(4)
あと、こちらのブログでもリンクをさせていただきました。こちらの方もよろしくお願いします。
撮ってました。こちらで行けるのは有名
保護地ですが、環境の凄さに驚きました。
関東にはあんな規模の場所はもう無いの
かもしれません。それでも保護増殖しない
と維持できないらしいです。どこでもそう
ですが、保護会方々には頭が下がります。
九州もこちらからみるといい状態ですね。
福岡自然研究部の方も拝見しましたが、
タイコウチがぞろぞろなんて。網はしない
ので近年暫く自分で見つけてません。
昔は目視でよく見つけましたが。ではまた。
そちらの有名保護地は行ったことないです。どんな環境の場所なんでしょう。本からしか情報は知らないです。
この産地はあと数年で消えてしまうのではないか?と思っています。この産地は1999年には私は確認しており(当時は立ち入り禁止だった)、2000年代前半には大発生したらしいのですが、今はかなり減りました。この場所は色々あって保護が難しいらしいのです。
タイコウチはまだ結構多いですよ。