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南九州

2005年5月13日
この日から3日間、鹿児島の実家に帰っていました。GWがずっと仕事だったので少し遅いGW。前日の夜に実家に帰り、この日は妹に車を借りて鹿児島市内の山間部をウロウロしていました。目的はカラスシジミです。食樹ハルニレの生えている場所はすでに何ヶ所か知っているので、成虫を確認しようと思っていました。結果を先に言うと、今日はカラスシジミは確認できませんでした。探し方が悪かったかな~
あと、あるチョウも探していました。そのチョウは鹿児島市内ではとても珍しいのですが、自分が高校時代(約10年前)に、とある場所で目撃したことがあるのです。同定に間違いなかったと思うのですが、ただ、目撃だけでは充分な証拠にならないので(特に珍しい種類などは)、今回はまだ生息しているのだったら捕まえようと思っていました。
10年前に目撃した林道を写真を撮りながらゆっくり歩きます。ヤマサナエとニシカワトンボは多いでした。小型のサナエトンボ類は1頭も見ることができませんでした。やっぱり鹿児島は小型サナエトンボ類が他県に比べてかなり少ないと思います。この日は天気が良かったのですがチョウも少ないでした。今年は明らかに例年よりチョウが少ない年のようです。ここの林道にはこの時期ジャコウアゲハが多いのですが2♀しか見れませんでした。
今日の観察地
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結局、そのチョウは現れず、今日はこの場所はあきらめて他の場所に移動。
ヤマサナエ。とても多かった。
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別の角度から
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これはエゴノキで吸蜜するクロセセリ。わかりにくい・・
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移動した場所は旧松元町のとある山中の休耕田です。目的はタベサナエでした。近年、鹿児島市や市内付近の記録が全然ありませんが、山間の休耕田にでも生き残っていないかなぁ~と。この場所には10年前にかなりいい感じの湿地を見つけていたので期待していました。しかし、現地に着くとがっかり・・。湿地は乾燥した草地になっており、タベサナエがいそうな環境ではありませんでした。ならば、サラサヤンマがきっといるはず!と待っていたら思った通り、サラサヤンマがやってきました。サラサヤンマは自分が子供の頃はかなり珍品のイメージがありましたが、今は北薩地域などではこの時期に結構見ることができます。今では旧鹿児島市付近でも普通種なんでしょうかね?

# by bobtuck | 2005-05-13 00:00 | 遠い場所 | Comments(0)  

南区散策

2005年5月8日
この日もいつもいく南区のとある場所に行きました。目的はムカシトンボの産卵シーンを撮影することです。現地にはAM10時頃に到着。この日は天気が曇っているうえに、気温も低いためか到着時にはチョウもトンボも見られませんでした。時間がたつとニシカワトンボがチラホラ飛びはじめました。その中に1組の連結カップルが見られたましたが、雌の羽がこころなしか茶色っぽく見え、このカップルは持ち帰りました。ちなみに雄は無色翅型。家に持ち帰り見てみると、これらはどうやらニシカワトンボのようです。
ここの林道路傍の草地には雨が降ったあとしばらく湿地となる草地があり、ここにはハラビロトンボが沢山いました。他にはショウジョウトンボとヤンマの一種が見たのみ。
写真はハラビロトンボ。
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正午頃になると日が差し始めたのでムカシトンボを本格的に探しはじめました。流れに沿って林道を何往復もしながら、渓流沿いの植物に雌が産卵していないかを探します。今日はかなり入念に探しましたが、雌を見つける事が出来ませんでした。この日は飛んでいるムカシトンボも見ることができませんでした。サナエトンボ類はヒメクロサナエを見たのみ。
ヒメクロサナエ。かなり弱っている個体でした。
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ならばと、サカハチチョウ、トラフシジミ、イシガケチョウの幼虫探しをしましたが見つける事ができませんでした。なんか以前より幼虫探しが下手になっている気がかなりします・・
イヌビワでイシガケチョウの幼虫を探していると、珍しくもネットを持って歩いてくる高校生グループに出会いました。話し掛けると、どうやら高校の生物部とのこと。さて、高校生達と別れ帰ることにしました。帰りにベッコウトンボを探しに怪しいと思っている池に行きましたが残念ながら金網で入ることができませんでした。その池はかなり怪しいと思うんですが・・機会があれば別の日にでも調べてみたいです。
写真はニシカワトンボ。
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同じくニシカワトンボ。産卵中です。ピンボケ・・
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# by bobtuck | 2005-05-08 00:00 | 南区 | Comments(0)  

南区散策

2005年4月24日
朝9時頃から先日ムカシトンボを見つけた南区の某地区にまた行きました。目的はもちろんムカシトンボ。あと他にもオオカワトンボみたいな個体はいないかな?と。朝9時頃はまだ気温が低くチョウもトンボも見られません。林道沿いの樹木をかなり叩いて歩きましたが、ニシカワトンボすら姿を現しません。一体夜はどこで過ごしているんでしょうか?日が当たりだし気温があがってくると徐々に姿を現してきました。ムラサキシジミやテングチョウは地上で日光浴する個体が多く、イヌビワの周りにはイシガケチョウが飛んでいます。日だまりで待っていると、トラフシジミとサカハチチョウが姿を見せました。やはりこの地区にも生息しているみたいです。ここにはコツバメはいないのかな?自分の中ではコツバメは九州の平地では野生のアセビがないと生息しないイメージがあるのですが。
しばらくすると、どこで過ごしていたのか沢山のニシカワトンボが現れました。手当たり次第にネットインしてオオカワトンボちっくな個体は混ざっていないかと見てみましたが全てニシカワトンボのようでした。
この時期ここにはホソミイトトンボがいくらか出現しますが、このホソミイトトンボはどこで産卵しているのでしょうか?また、ヒメクロサナエは今日もいましたしダビドサナエもでていました。ここのヒメクロサナエは4頭ネットインしたうち3頭に羽の奇形が見られる個体でした。もともとこの地域だけに見られる現象なんでしょうか?それとも近親交配が進んでるんですかね?
ところでムカシトンボの方はチラとそれらしい姿を見かけたのみでした。この日は写真も何も撮っていません。

# by bobtuck | 2005-04-24 00:00 | 南区 | Comments(0)